2019.10.17
ここでは、当事務所が解決したアコムへの消滅時効の援用を紹介します。
相談から解決までは、以下の通りです。
お客様より「アコムに対して消滅時効の援用をしたい」とお問合せを受けました。
そして、日程の調整をさせていただき、面談をしました。
まずは、アコムへ「受任通知」を送付し、取引履歴を取り寄せました。
開示請求をしていた取引履歴を見ると、裁判をされており、判決書のコピーもありました。
しかし、判決書のコピーを見たところ、判決の確定日の翌日からすでに10年以上が経過していました。
したがって、消滅時効の援用ができる可能性があると判断し、アコムに消滅時効の援用をする旨の内容証明郵便を配達証明書付で送付しました。
内容証明郵便がアコムに到達してから消滅時効の成立確認をしたところ、消滅時効を認めるとの回答をいただき、無事に消滅時効が成立しました。
今回、元金が30万円ほど(利息・遅延損害金は不明)が残っていましたが、消滅時効を援用することにより、債務が0円となりました。
長い間返済をしていない場合は、利息や遅延損害金が数十万円になっていることがあります。
また、信用情報にも「延滞」の記録がされ、事故情報として登録されます。(いわゆるブラックリストといいます。)
この信用情報に事故情報が登録されている状態では、新たに借入れをしたり、新しくクレジットカードを作成することができません。
何もしなければ、ずっとこの状態が続くことになります。
したがって、消滅時効が援用できるのであれば、早く消滅時効を援用されることをおすすめします。
ご自身で消滅時効の援用ができるかどうかを判断できない場合や消滅時効の援用を任せたい場合は、司法書士や弁護士に相談されることをおすすめします。