2023.7.12
ここでは、当事務所が解決したアコムへの消滅時効の援用を紹介します。
相談から解決までは、以下の通りです。
お客様より「信用情報にアコムが残っているので、消滅時効の援用をしたい」とお問合せを受けました。
そして、日程の調整をさせていただき、面談をしました。
今回は、アコム分と銀行カードローンの借金がアコムに移った分(以下「求償分」という)がありました。
信用情報に記載されている残高を見ると、アコム分が49万円ほど、求償分が19万円ほどとなっていました。
信用情報には、「延滞日」が記載されており、すでに5年以上が経過しておりました。
そこで、詳しく調べるために、アコムに受任通知を送付しました。
その後、アコムより取引履歴が届き、取引履歴を確認すると、すでに5年以上が経過していました。
したがって、消滅時効の援用ができる可能性があると判断し、アコムに消滅時効の援用をする旨の内容証明郵便を配達証明書付で送付しました。
内容証明郵便がアコムに到達してから消滅時効の成立確認をしたところ、消滅時効を認めるとの回答をいただき、無事に消滅時効が成立しました。
今回、アコム分が49万円ほど、求償分が19万円ほど借金が残っていましたが、消滅時効を援用することにより、債務が0円となりました。
長年、返済をせずにいると、ご自身の信用情報に「延滞」の記録が登録されて、事故情報が残り続けることになります。(いわゆるブラックリストに載るといいます。)
このように事故情報が登録されると、新たに借入れをしたり、新しくクレジットカードを作成することができなくなります。
何もしなければ、ずっとこの状態が続くことになります。
したがって、消滅時効が援用できるのであれば、早く消滅時効を援用されることをおすすめします。
ご自身で消滅時効の援用ができるかどうかを判断できない場合や消滅時効の援用を任せたい場合は、司法書士や弁護士に相談されることをおすすめします。