2024.3.7
ここでは、当事務所が解決したSMBCコンシューマーファイナンスへの消滅時効の援用を紹介します。
相談から解決までは、以下の通りです。
山口県のお客様より「信用情報にSMBCコンシューマーファイナンスが残っているので、SMBCコンシューマーファイナンスに対して消滅時効の援用をしたい」とお問合せを受けました。
今回は、JICCの信用情報に事故情報が登録されている案件でした。
信用情報の残高金額をみると、48万円ほどとなっていました。
お客様が取り寄せたJICCの信用情報の「異動参考情報等」には、延滞日の記載があり、すでに5年以上が経過していました。
また、お客様のご記憶でも最後の返済から5年以上経過しており、裁判を起こされたご記憶もないとのことでした。
したがって、消滅時効の援用ができる可能性があると判断し、SMBCコンシューマーファイナンスに消滅時効の援用をする旨の内容証明郵便を配達証明書付で送付しました。
内容証明郵便がSMBCコンシューマーファイナンスに到達してから消滅時効の成立確認をしたところ、消滅時効を認めるとの回答をいただき、無事に消滅時効が成立しました。
また、残高が0である証明書を発行してもらえました。
今回、48万円ほどが残っていましたが、消滅時効を援用することにより、債務が0円となりました。
長い間返済をしていない場合は、請求額が数十万円、数百万円になっていることがあります。
しかし、ここで焦って相手方に連絡をしないようにしましょう。
相手方に連絡をしてしまって、支払いをする約束などをすると消滅時効の援用ができなくなる可能性があります。
まずは、冷静になって、消滅時効の援用ができるかどうかを検討しましょう。
ご自身で消滅時効の援用ができるかどうかを判断できない場合や消滅時効の援用を任せたい場合は、司法書士や弁護士に相談されることをおすすめします。